【お出かけ】歴史ロマンを訪ねて。戦国期の姿をまるごと残す「阿木城」(岐阜県中津川市)

阿木城

|史跡・歴史探訪。戦国の城を訪ねて

阿木城は、中津川市阿木にある通称城ヶ峰に築かれた山城です。
標高541m、比高差約60mの山上一帯に築かれていて、城の広さは東西約180m、南北約150mで、近隣の中世城郭の中では大規模な城です。
城がいつ頃に築かれていたのかは定かではありませんが、文献や遺構などから戦国時代末期には築城されていたと考えられています。

戦国時代の美濃国東部や三河国山間部は戦略上の重要な拠点で、織田信長と武田信玄が激しい勢力争いを繰り広げており、阿木城もどちらかの勢力か応援勢力が建てたと思われています。

阿木城

遺構の保存状態も良く、あちらこちらに無数の曲輪が残っていて、当時の城の形態がよく分かります。
阿木城の山城としての一番の特徴は「丸い」という事。本丸があれだけ綺麗な円形をしているのは、珍しいそうです。

現在は地元の有志の方々が阿木城跡保存会を結成し、約20人のメンバーが草刈りや散策路の整備を行い史跡の保存に力を注いでいます。
市指定史跡を示す案内看板や、所々に遺構の表示を示すプレートが立てられ、駐車スペースも設けられているので、散策が楽しめます。

阿木城跡(中津川市指定文化財)
所在地:中津川市阿木1406
駐車場:3台ほどの無料駐車スペースあり

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阿木城

(このページは平成28年度岐阜県清流の国ぎふ推進補助金を活用しています。)