【お出かけ】歴史ロマンを訪ねて。遠山氏の居城「明知城跡」(岐阜県恵那市)

明知城

|史跡・歴史探訪。戦国の城を訪ねて
恵那市明智町の東側、山の頂きに位置する明知城址(別名、白鷹城址)は、明知遠山氏代々の居城の城址です。
明知城は標高530mの山に築かれた地形を巧みに利用した山城で、宝治元年(1247年)に遠山景重により築城されました(遠山景重は、源頼朝の重臣加藤景廉の孫にあたる)。

ちなみに江戸時代の名奉行「遠山の金さん」は、明知遠山家の六代目子孫!
戦国時代には、恵那郡における織田信長軍の拠点であったとされています。

▼明知城縄張り図
明知城
【DATE】
築 城:1247年(諸説あり)
標 高:528m
▼明知城畝城空堀群(下から)

明知城

山を削って堀を作ったり土を盛って土塁を作ったりしてできたお城で、現代の人がイメージする「石垣のあるお城」がつくられる前の、お城の原型のようなものです。

山の斜面に対して平行するように設けられた堀と、直行するように設けられた堀を組み合わせた「畝城空堀群」という防御施設掘は、付近の山城ではあまり見られない珍しいもので、敵に攻められにくいよう手間をかけて巧みに作られているのが特徴です。

▼上空からの写真
明知城

交通の要所であった為、戦国時代には何度か攻め入られ落城しましたが、関ヶ原の合戦後に遠山家が奪還しました。
現在城跡は公園になっていて、散策道も整備されています。
県道33号線脇の明知城址駐車場(明智学校給食センター向かい)からは、山道を100mほど登ると本丸跡に着くことができ、散策が楽しめます。

明知城跡(岐阜県指定史跡)
所在地:明智町城山1318-1
駐車場:大正村駐車場・明知城址駐車場を利用
アクセス:明知鉄道明智駅から登城口まで徒歩15分
トイレは大正村をご利用ください。
<問合せ先>
電話:0573-54-3944(日本大正村観光案内所)
(公財)日本大正村 http://nihon-taishomura.or.jp

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(このページは平成28年度岐阜県清流の国ぎふ推進補助金を活用しています。)