風情を感じる中津川宿の街並みに立つこだわりのカフェ 「holidaypark roastworks」に行ってきました
中津川市のカフェ「holidaypark roastworks」に行ってきました。ここは中山道の宿場町の一つだった中津川宿にある、古民家を改装したお店です。趣のある宿場町の雰囲気に溶け込む素敵なカフェをご紹介します。
本町広場駐車場に車を止めて、歩くこと1分。
お店は宿場町によく見られる桝形の角近くにあります。
昔からある造り酒屋や和菓子屋が店を構える本町の雰囲気にも合っています。
古材の温もりに囲まれた落ち着く店内
カウンターやテーブルは、家の建材を再利用した古材が使われており、当時の形や建築時のメモ書きなどが残されている部分も。それぞれ趣の違う材料が一つの形になっているのが素敵です。
漆喰を塗った壁や元あった柱を使うなど、全体的に落ち着いた雰囲気でまとめられた店内は、温かいコーヒーでホッと落ち着くのにぴったりです。
原料からこだわった一杯と、ほのかな甘みを。
holidaypark roastworksでは、コーヒーを中心としたドリンクと、スイーツを楽しむことができます。
今回注文したのは、恵那山ブレンド、カフェラテ、コーヒーゼリー、リンゴとシナモンとクリームチーズのマフィンです。
オリジナルブレンドである恵那山ブレンドは酸味や苦味などバランスの取れた味わい。ブレンドや焙煎の工夫をして、定番メニューとして様々な人にいつも楽しんでもらえるように仕上げています。
「りんごとシナモンとクリームチーズのマフィン」は、中心に入っているクリームチーズの酸味が甘いマフィンとリンゴを引き立てており、とても美味しかったです!
シャキシャキしたリンゴが良い食感のアクセントになっていました!個人的には一部皮がついてるのも良かったです。焼きりんごを思わせる、シナモンとの相性もぴったりです。
コーヒーゼリーは、控えめな苦味でさっぱり。もちろんクリームとの相性はぴったりで美味しかったです!何か軽く食べたい時に合いそうです。涼しげなメニューなので夏にも食べたいなと思いました。
他にも、こだわりのメニューがたくさん。
例えば、エチオピアドゥモルソに使われているのは、店主の原朋也さんがエチオピアに行った時に知り合った農園の豆。農園主さんが農園で働く女性の子どもに学校の鞄や筆記用具を支援する姿勢に共感すると共に、味も気に入ったので使っているそうです。
また、ホットチョコレートにはMORKと言うオーストラリアのメーカーのものを使用。このメーカーは生産時のトレーサビリティがしっかりしているカカオを使用し、甘味もココナッツシュガーを使用するなど製品が倫理的かつ持続可能な方法で製造されることにこだわっているメーカーです。
温かくて甘くて美味しい!ぜひ味わって欲しい一杯です。
コワーキングスペースでサクサク作業
2階では、共同の作業場「コワーキングスペース」として使うことができます。500円もしくは800円以上のカフェメニューの注文で利用できます。
電源やWi-Fiはもちろんのこと、洗い場や電気ケトルなど設備も充実してます。
奥のガラス戸を開けた先には、椅子が一つ置いてある、天井の低い小さなお部屋もあります。
一人で静かに読書などをしたいときに良いかもしれません。
日当たりの良さそうな席もあります。
共用のプリンター。
プリンターの利用料金。カラーはコンビニより少しお得です。
おしゃれで、でもどこかほっこりするこのお店の店主の原朋也さんは、中津川にUターンしてお店をオープン。
元々趣味で焙煎をしていた原さんは、東京に住んでいた頃、KONOブランドの珈琲サイフオン株式会社で開催していた、焙煎や抽出のワークショップなどに参加していました。その頃からマルシェのようなイベントを手伝ったりコワーキングスペースの中でコーヒーのイベントをしたりしていました。
その後、家族ができ地元へのUターンをきっかけにコワーキングスペースを始めようとした流れで、好きだったコーヒーも本格的にお店にしようとカフェも始めることになりました。
原さんが「お店の雰囲気から、若い人が多いかと思っていましたが、地元の高齢層の方も来てくれるようになったのも嬉しかったです。最近では個人旅行が解禁されて、バックパッカーの外国人などのお客さんも増えました。」と話すように、いつもお店には、地元の人や、観光客、カフェ巡りをする人など、原さんのこだわりのメニューや空間に惹きつけられた多様な人たちが訪れます。
古い建物と材料を利用しながら新しさも感じる店内は、地元の人でも遠方からきた人でも落ち着いて過ごせる空間だなと感じました。
設備の揃ったコワーキングスペースはいつもと違う場所でゆったり仕事をしたい方にぴったりです。
一つ一つにこだわりがあるメニューはここに来るからこそ味わえるのだなと感じました。
お休みの日でもそうでない日でも、ふと立ち寄ってみたいなと思うお店でした。
編集後記:
古民家を改装したカフェは漆喰塗りのソリッドな質感と古材とすでにある柱などを使用した暖かみのある質感がとてもよく調和していました。そんな中で飲む美味しいコーヒーとマフィンは生活の中にほっと休まる時間を与えてくれました。
また、直接お話を聞いてみると見えてくる原さんのお店や商品に対する思いや今後の展望も地域にすむ人たちに面白い発見を提供してくれそうだなとワクワクしました!
【お店情報】
住所:中津川市本町2-6-23
アクセス:中津川駅から徒歩12分・本町広場駐車場から徒歩1分
営業時間:9:00-18:00
定休日:火・水曜日
※営業終了時刻は、コロナウイルスの感染状況などにより変動することがあります。
お問い合わせ:070-4116-1968