【お出かけ】2015年は8月22日!中津川市加子母の奇祭「なめくじ祭り」って一体どんなお祭り?
中津川市加子母の「なめくじ祭り」をご存じでしょうか。
なめくじ?なめくじ!そう。あいつです。なめくじです。
毎年旧暦の7月9日(8月下旬頃)に行われるこの祭り。
「なめくじに参拝する」
そんなお祭りは、日本できっとここだけでしょう。
なめくじを見るために、みんな懐中電灯を持ってお墓に並ぶんですよ!
|一体どんなお祭り?!
国指定天然記念「加子母大杉」の下、大杉地蔵尊の近くに、文覚上人というお坊さんの墓があります。その墓碑にはい上がる“背に黒い筋のあるなめくじ”を参拝するというものです。
この日に仏をお参りすると、九万九千日お参りしたのと同じ仏のご利益があるといわれています。
なめくじは1年に1度この日にしか姿を現さず、夜明けとともに姿を消すそう。(ほんと??!)何匹なめくじが現れたのかは、大杉地蔵尊の世話人会の方々がちゃんとカウントしているんだとか!
会場のすぐそばでは屋台がでたり、盆踊りも開催されて盛り上がります。
なめくじ発見!
|そもそも、文覚上人って誰だ?
文覚上人は、平安から鎌倉初期の真言宗の僧で、もともとは武士。
島流しされていた伊豆で源頼朝さんに出会い、「ちょっとキミ、平家倒しちゃいなよ!」(って感じかは知りませんが)と平家を討つことを勧めたのはこの人。
京都の神護寺や東寺、東大寺を復興させたり、江の島弁財天(江ノ島神社)を創ったりと、結構すごいお坊さんだったよう。
詳しくは・・・wikipedia
|由来は泥沼恋愛劇?
武士だったころは、遠藤盛遠という名前だった文覚さん。
19歳の遠藤さんは、従兄弟で同僚の奥さん・袈裟御前(けさごぜん)に一目惚れ!
「旦那と別れて俺と一緒になれよ!」と強引なプロポーズ。
それに対して袈裟御前は・・・「7月9日の夜中、夫を一人で寝せておくので、その首をはねて下さい。」と答えるわけです。
約束通り7月9日夜、遠藤さんは布団をかぶって寝ている友人の首をはねると・・・
そこに横たわっていたのは袈裟さーん!!!!!!
夫と別れたく無かった袈裟御前は、わざと自分を切らせたらしいのです。
!!愛!!
罪を悔いた遠藤さんは、出家して文覚上人というお坊さんに。
旧暦の7月9日に現れるなめくじは、文覚の罪を許した袈裟の生まれ変わりで、背の黒い筋は切られた時の刀傷と言われています。
|なめくじを引こう!
「なめくじ」という名のくじ引きが人気!
1回250円で豪華景品もあり!テレビとか自転車とかも当たるらしいです。
くれぐれも、塩を持って行かないようにね!!
なめくじ祭り 2015
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日 時:2015年8月22日(土) 18:30~
場 所:加子母大杉地蔵尊
問い合わせ:0573-79-2111(加子母総合事務所)
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